ガソリン・灯油のサヤ取りを解説。商品先物の主力銘柄であるガソリンや灯油のサヤ転換、相関係数の求め方、内部要因分析から鞘取りの方法を考えます

検証でのストップ安・ストップ高への対処法

ガソリン・灯油のサヤ相場で、売買の検証をしようとすると、方法が分からず、作業が止まってしまうことがありました。いつから検証を始めればいいのか? その時期が特定できないのも、ひとつです。

ガソリン・灯油ともに、6限月制相場なので、2002年はじまってすぐ価格データをカウントしても、当限だと何の売買もしないうちに納会を迎えてしまいます。そこで、6か月分の価格データがそろいはじめる2002年8月限以降を検証モデルとしました。
すると、5ヶ月間のデータは6限月分のデータがないということで、対象外になってしまうのです。

まだあります。
終値どうしのサヤを使って売買タイミングを求めるにしても、翌日がストップ高やストップ安になったらどうすればいいのでしょうか? 当然、注文は通りません。これを注文が入ったものとして計算してしまうと、実際に売買したときよりも、大きく損益が違ってくるでしょう。ましてや、今日の価格変動は2002年のころの比ではありませんから。

そこで、市場が閉まる直前に注文が成立したと考え、ガソリン・灯油の終わり値でサヤのポジションを組めたと考えました。このほうが、まだ現実に近い損益を出せるからです。その程度の困難でヘコたれているわけにもいけないので、いろいろと工夫してやってみましょう。