ガソリン・灯油のサヤ取りを解説。商品先物の主力銘柄であるガソリンや灯油のサヤ転換、相関係数の求め方、内部要因分析から鞘取りの方法を考えます

相関係数の激変の謎

そんなわけで、ガソリンの終値と灯油の終わり値(先限つなぎ足)の相関係数を計算したところ、驚くべき結果が返ってきました。
ガソリンと灯油の相関係数が、激変しているのです。

ガソリンと灯油はサヤ転換が起こるわけだし、別個の銘柄だから(原料と製品というわけじゃない)と思っていたのですが、それにしてもこの相関係数の変化は何だろうと考えました。



おそらく、価格の高騰が背景にあるのでしょう。
2004年の6月が横軸の600番台です。急激に高騰し始め、ガソリンと灯油の先物価格が高騰していった様子を見てとれます。

2002年、2003年は2万円台の推移で安定しています。が、2004年以降、8万円台へと駆け上っていきました。ここで価格水準に対する1日あたりの変動幅を考えると、逆に近年の方が、7万円台に対する1日の動きということで、変動率が小さくなり、灯油との相関係数が上がってしまう(価格水準が高くなってしまったことで、1日あたりの値動きが相対的に小さくなってしまい、微々たる変動にとどまっていると解釈される)という結果になってしまったのです。
相関係数の変遷と、折れ線グラフを眺めていて、納得がいったものでした。